マウスピース矯正とは

マウスピース矯正のメリット

目立ちにくい

マウスピース矯正の最大の魅力は、その目立たなさです。
透明なプラスチック製のマウスピースを使用するため、近くで見ても矯正中であることがほとんど分かりません。
従来のワイヤー矯正では、ブラケットが歯の前面に取り付けられるため、どうしても目立ってしまいます。
特に人前で仕事をする方や、多くの人と話す機会が多い方にとって、マウスピース矯正は非常に安心感があります。

費用が安い

マウスピース矯正のメリットは、費用が比較的安いことです。
奥歯から整えるか前歯だけかによって費用は変わりますが、全体的に低コストで矯正をしたい方にとっては魅力的な選択肢です。

取り外し可能

食事や歯磨きの際に簡単に外せるため、食べカスが溜まりにくく、口内を清潔に保つことができます。
ワイヤー矯正では取り外しができないため、歯磨きがしにくく食べカスが溜まりやすいデメリットがありますが、マウスピース矯正ではその心配がありません。

痛みが少ない

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正に比べて痛みが少ないとされています。
ワイヤー矯正は歯の移動速度が速い反面、装置を装着した日の夜に強い痛みを感じることがあります。
個人差はありますが、一般的には1週間ほど続きます。
一方、マウスピース矯正は薄くて滑らかなマウスピースが歯に当たるため、不快感が少なく、痛みも軽減されます。

ホワイトニングと並行できる

マウスピース矯正はホワイトニングと並行して行える点もメリットです。
ワイヤー矯正ではブラケットが歯の前面にあるためホワイトニングは少々難しいですが、マウスピース矯正ならホームホワイトニングを同時に行うことが可能です。
専用のジェルや薬剤をマウスピースに塗って装着するだけなので、手間もかかりません。

マウスピース矯正のデメリット

長時間の装着が必要

マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が推奨されているため、ほぼ1日中つけている必要があります。
食事や歯磨きの際に取り外す必要があり、その都度の管理が煩わしいと感じることもあります。
装着時間が十分でないと矯正効果を得られないため、規則正しい生活が求められます。
特に食後すぐに歯磨きを行い、マウスピースを再装着する必要があるため、歯磨き習慣が身についていない方には不向きです。

紛失・破損のリスクがある

マウスピースは取り外しが可能なため、紛失や破損のリスクがあります。
外食が多い場合などは、マウスピースケースを持ち歩くことが望ましいです。
マウスピースを装着したままの食事や歯ぎしり、過度な食いしばりなどが破損の原因となることがありますので、注意が必要です。

歯と歯の間を削ることがある

マウスピース矯正では、歯を動かすために歯と歯の間を少し削ることがあります。
これは「IPR（Inter Proximal Reduction）」と呼ばれる処置で、健康に問題はありませんが、歯を削ることに抵抗がある方は、矯正開始前にご相談ください。

飲食の度に取り外す必要がある

食事の際にはマウスピースを外す必要があります。
外食が多い人にとっては、不便に感じることがあるでしょう。
マウスピースを装着したまま食事をすると、食べカスが入り込み虫歯の原因になります。
また、咀嚼や料理の熱でマウスピースが変形・破損する恐れもあるため、注意が必要です。

インビザライン矯正について

インビザライン矯正とは

インビザライン矯正は、1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、目立たないマウスピースを使った矯正治療です。
日本では2006年に導入されて以来、世界中で1,400万人以上がこの治療を受けている実績があります。
今では、インビザラインは最も選ばれている矯正治療法のひとつとして広く知られています。

インビザライン矯正の特徴

外見を気にせず治療を進められる

インビザライン矯正では透明なマウスピースを使用するため、装着していることがほとんど目立ちません。
ワイヤー矯正とは異なり、外見に大きな影響を与えないので、特に営業職や接客業など、人と直接顔を合わせる機会が多い方にとても人気があります。

行動制限がほとんどない

ワイヤー矯正では食べ物に制限があったり、スポーツがしにくくなったりする場合がありますが、インビザライン矯正では取り外しができるため、こうした制約がほとんどありません。
食事やスポーツなど、普段通りの生活を楽しみながら治療を進めたい方には、非常に理想的な選択肢です。

矯正中の違和感や痛みが少ない

インビザライン矯正は、歯を少しずつ段階的に動かすため、ワイヤー矯正に比べて不快感や痛みが少ないと言われています。
一度に大きく歯を動かすのではなく、計画的に少しずつ進めることで、患者様の負担を軽減し、快適な治療が可能です。